AIで「思い出を遊ぶ」
AIの記事は実用ばかりが目立ちます。しかしAIが家族や個人にもたらすのは、「業務改善」だけではありません。子どもが描いた絵を絵本のキャラクターに、家族写真をジブリ風のイラストに、若い頃の自分を30年後の姿に。AIで思い出を眺め直す、新しい遊びが広がっています。
シリーズ最終回(第5弾)の本記事では、実用というより心が動くAIの使い方を3つ取り上げます。週末に家族で試して、SNSで共有して、思い出のアルバムをひらき直すきっかけに。

使い方① ─ 子どもが描いたキャラクターを、絵本の主人公にする
幼稚園や小学校で子どもがクレヨンで描いた、その子だけのキャラクター。冷蔵庫に貼られた1枚を写真に撮ってAIに渡し、「このキャラクターを主人公に短い絵本を作って。森を冒険する話で」と頼むと、子どものキャラクターを保ったまま、絵本のページがいくつも生成されます。
作品の生成例としてnote「ChatGPTアニメ化機能」、romptn「アニメ風画像生成」が、子どもの絵を出発点にした生成例を載せています。
使い方② ─ 家族写真を、ジブリ風アニメイラストに変換する
家族の集合写真、結婚式の1枚、ペットとの記念写真。AIに渡して「ジブリ風のイラストにして」と頼むと、優しいタッチのアニメイラストになって返ってきます。SNSアイコンや年賀状、家族カレンダーの素材として人気です。
やり方の解説としてYouCam「ジブリ風生成のやり方」が手順付きで分かりやすい。
使い方③ ─ 自分の写真を、10年後/30年後の姿に変える
若い頃の自分を、現在の年齢に変換する。あるいは、いまの自分を30年後の姿にしてみる。AIに写真を渡して「この人を10年後の姿にして」「30歳の頃のこの人を、現在の60歳の姿にして」と頼むと、その通りの推測画像が生成されます。両親の若い頃を見たり、自分の老後を想像したり、家族の歴史を眺めるのに使えます。
「思い出を整える」のは記憶だけの仕事だと思われていましたが、AIで「思い出を眺め直す」ことができるようになりました。家族の歴史を視覚的に追体験する、新しい遊びです。
シリーズ全体の振り返り ─ AIは「日常」から始まる
全5本のシリーズを通して伝えたかったのは、AIは「業務効率化」より先に、まず日常の身近な場面で気軽に試せる、ということでした。
業務AIの導入を成功させるには、社員一人ひとりが日常でAIに馴染んでいる必要があります。家庭で軽く触れた経験が、職場での「これ、AIにやらせてみよう」という発想につながります。
おわりに
Kurasakuでは、業務AI導入の前段として、社員のAIリテラシー研修・体感ワークショップをご提供しています。「業務に入る前にまず社員に楽しんでもらいたい」「研修ではなく実体験型で進めたい」というご相談、お気軽にどうぞ。
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